泉北ニュータウンの孤立と地域をつなぐ事業

大阪府南部・堺市南区にある泉北ニュータウンは、まちびらき50周年を迎え「歴史ある」郊外型の住宅街として次の100周年に向かって様々な取り組みが行われています。

その一方で、少子高齢化をはじめ、児童虐待、子どもの貧困、不登校、教育格差、子どもの自殺、ひきこもり、認知症、老老介護、買い物困難者などの当事者やその家族等を多くの社会課題が取り巻いています。私たちはこういった泉北ニュータウンの『社会的孤立』を解決したいと考えています。

また、暮らしを豊かに満たしていくためには、問題を包括的に捉え、当事者だけではなく多様な主体との協働を推進するための仕組み(システム)づくりも重要であると考えています。

以上の考えを踏まえ私たちは、休眠預金を活用した本事業において、社会的孤立状態にある当事者やその家族等を取り巻く社会課題の解決を進めるため、地域社会での連携・協働による実践の効果性・継続性を高めることを目的に、そのモデルとなりうる実行団体の取り組みを資金面・非資金面で応援 していきます。

社会的孤立状態にある当事者やその家族等にとって本当に必要な、しかし単独の主体で進めるには難しいチャレンジに挑もうとする取り組みを応援したいと思い、公募を実施しました。申請のあった8団体(A型3団体・B型5団体)について、選考委員による厳正なる審査の結果、3団体が内定しました。

公益財団法人財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団
2022年4月15日

事業概要

本助成事業は、休眠預金等交付金に係る資金を活用した事業(以下「休眠預金等活用事業」という)として行う事業です。

当財団は、「泉北ニュータウンの孤立と地域をつなぐ」助成事業 (事業種別: 草の根活動支援事業)を提案し、「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用 に関する法律(平成 28 年法律第 101 号)」(以下「法」という。)において、2021年度資金分配団体と して採択され、同法に基づく指定活用団体である、一般財団法人日本民間公益活動連携機構 (通称「JANPIA」という。)からの助成を受け、本助成事業を実施します。
資金分配団体から助成を受け、民間公益活動を行う団体は共通して実行団体と呼ばれます。

事業名泉北ニュータウンの孤立と地域をつなぐ助成事業
→正式な情報は「財団HPをご覧ください
助成期間事業採択日(2022年7月頃予定)~2025年3月15日まで
(2022 年度から 2024 年度までの3ヵ年度のうち原則として複数年度)
採択団体数3団体(A型1団体・B型2団体)
助成金額上限A型 4,500万円 B型 3,000万円
本事業の助成対象事業対象とする事業は、社会課題の解決をめざす実行団体が実施する事業であり、以下、JANPIAが提示する7つの「優先的に解決すべき社会の諸課題」のうち、
1)子ども及び若者の支援に係る活動
 ① 日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
 ② 社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
2)日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
 ① 働くことが困難な人への支援
 ② 社会的孤立や差別の解消に向けた支援
3)地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に係る活動
 ①安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
の解決をめざす事業です。