不登校の子どもたちに「多様な学びを届ける学費サポート制度」を立ち上げたい!

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不登校の子どもたちに「多様な学びを届ける学費サポート制度」を立ち上げたい!

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私たちは、大阪府堺市を中心に活動するNPO法人 志塾フリースクールラシーナ (以下ラシーナ)です。
ラシーナは、不登校の子ども達を支援するフリースクールを運営しています。2016 年から活動を開始し、現在は3拠点のフリースクールに加え、オンライン学習塾や通信制高校、地域に開かれた居場所「泉北BASE」の運営など、多角的な事業を行っています。
「自らまなびを選択し、自ら未来を想い描く社会」の実現を目指し、子ども達に多様な学びの選択肢を提供しています。

近年、増え続けている不登校の子どもたち。
その中には、経済的な理由から、何の支援にも繋がらず「学びたくても学べない」子ども達が少なからず存在する厳しい現実があります。
現状を少しでも改善すべく、このたび、経済的に厳しい家庭に向けた、ラシーナの学習支援事業の会費減免制度立ち上げを目指し、支援してくださるサポーターの方を大募集します。

子ども達が学びたいと思った時に、学びたい場所で学ぶことができる。
学びながら、自ら未来を思い描く力を育んでいくことができる。

そんな社会の実現は、現場の私たちだけではできません。社会の皆さんのご理解・支えが必要不可欠です。ぜひ温かいご支援をお願いいたします!

このプロジェクトを通じて実現したいこと

  1. ラシーナの学習支援事業の会費減免制度を立ち上げる
    経済的に厳しい家庭の負担を軽減し、より多くの子どもとその家族がフリースクールやオンライン学習等の多様な学びの機会を選択しやすくします。
  2. 不登校の子どもとその家族を、社会全体で応援する
    キャンペーンを通じて不登校に関する認知と理解を広げ、サポーターを増やすことで、不登校の子どもとその家族を、社会全体で応援するムーブメントを作りたいと考えています。

ラシーナ学習事業の会費減免制度について

サポーターの皆様からのご支援により、多様な選択肢を利用できる子どもやご家庭を増やします。
※目標金額より多く集まった場合には、ラシーナの学習事業の安定運営と質の向上(体験活動の充実等)に使わせていただきます。プロジェクト終了後、寄付金の使い道は活動報告とともに、改めてご報告させていただきます。

目標額内訳

目標額180万円:

  • 減免制度の原資 156万円:13家庭分を1年間減免(1万円×12ヶ月×13家庭=156万円)
  • プラットフォーム利用手数料:18万円  ※達成金額により変動
  • 制度運営費:6万円 (人件費等)

代表メッセージ

私たちは2016年に大阪府富田林市でフリースクールの運営を開始し、今年で10年目を迎えます。不登校の子どもたちは年々増え続け、現在では高校生を含め約40万人に達しています。しかし、その中でフリースクールにつながる子どもはわずか4%程度で、経済的な事情から通えない子どもも多く、せっかく居場所を求めていても諦めざるを得ない状況があります。

このような課題を少しでも解消するために、私たちは「フリースクール利用料等の減免制度」を創設することを決意しました。私たちが活動する富田林市や堺市において、フリースクールは自治体の支援を受けられないため、運営を維持するには受益者負担の形が避けられません。しかし、それでは本当に必要な子どもたちが支援につながれない現実があります。この制度を通じて、経済的な理由で学びや居場所を諦める子どもを一人でも減らし、不登校の子どもたちにとって必要な居場所を社会全体で支える仕組みを作りたいと思っています。

このクラウドファンディングは、私たちにとって挑戦であり、不登校の子どもたちの現状や民間支援の課題をより多くの方々に知っていただく機会でもあります。この取り組みを応援していただければ、子どもたちの未来を変える大きな力になります。どうかご支援とご協力をよろしくお願いいたします!

ラシーナの特徴

ラシーナは、2016 年に大阪府富田林市フリースクールを開始しました。その後、泉北エリア中心に8年間、エリアで2団体しかないフリースクールの1つとして活動してきました。

「子ども達が自らまなびを選択し、自ら未来を想い描けるように」というビジョンを掲げ、不登校で不安を抱え、孤立した子どもたちが安心して過ごせる居場所・学びの場づくりをしています。

また、活動を続ける中で、子どもたちの抱える課題や状況は多種多様であることが見えてきました。そうした一人ひとりに寄り添いたいという思いから、フリースクール以外にも、オンライン学習塾、通信高校、地域の拠点「泉北BASE」、高校生向けの夜の居場所、子ども食堂など、様々な事業を行っています。
多様な学びの選択肢を提供しているラシーナだからこそ、幅広く様々な子どもたちをサポートできます。

サポーターの皆様からのご支援により、こうした多様な選択肢を利用できる子どもやご家庭を増やしたいと考えています。ぜひ応援をよろしくお願いします!

ラシーナが大事にしていること

ラシーナで過ごす子どもたちのストーリー

当初はフリースクールへの登校も難しかったHくん
今では会話も増え、この春に高校を卒業予定

Hくんは、ラシーナが提供する3つの事業を通じて学びをサポートした生徒の一人です。中学1年生の時に不登校になり、中学3年生の時に初めて私たちのフリースクールに相談に来てくれました。しかしその時はまだ通学することが難しく、まずはラシーナが運営するオンラインの学習支援「ノ・マド」で学び始めました。
その後、通信制高校に進学し、少しずつフリースクールの教室にも通うように。
とはいえ最初の頃は、誰とも話すことができずに過ごしていました。
それでも、スタッフとは少しずつ会話を交わすようになり、ある日、大好きなアニメの話題をきっかけに、ぽつりぽつりと言葉が出るように。そしてそれから約1年。少しずつ、他の生徒とも話せるようになり、気づけば自分から話しかける姿が増えていきました。今では、最初の頃には想像もできなかったほど、たくさんの会話を交わすようになっています。
Hくんはこの春に、高校を卒業予定です。

コーヒー販売を通して「働く」を体験
地域とのつながりの中で生まれる学びの機会

2024年12月に開催したクリスマスチャリティーウィーク では、生徒たちがコーヒーやオリジナルグッズの販売に挑戦。当日までの準備、接客など、それぞれが自分の持ち味を活かしながら役割を担いました。
最初は緊張していた生徒も、実際にお客様とやりとりをする中で、少しずつ自信をつけていきました。地域の人と交わすちょっとした会話が、安心感や達成感につながる瞬間も。

生徒や保護者の声:
「最初は不安で緊張したけど、やってみたら達成感があった」
「みんなと協力して取り組む中で、自然と仲良くなれた」
「いろんな人に話しかけることを頑張れて、楽しかった」

この活動は、ラシーナが運営する地域の交流拠点 「泉北BASE」で実施したもの。フリースクールの生徒たちは、泉北BASEで地域の子どもや大人と出会い、関わることで、新しい気づきを得たり、自分の世界を広げたりしています。
誰かと関わり、何かに挑戦する中で、自分なりの一歩を踏み出していく。そんな経験の積み重ねが、生徒たちのこれからにつながっていくと信じています!

保護者の声

フリースクールと繋がれた事での変化

不登校になり、友達も大人も信じられないとなって、引きこもりになってましたが、ラシーナへ見学に来た時、月に一度のお出かけイベントは、子供達で行きたいところを決められる事や、週一回のクッキングがある事が「楽しそう」と感じたようで、通うことを決めました。
不登校からいきなり毎日出席は出来ませんでしたが、徐々に友達もでき、楽しい!と通えるようになりました。

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トラブルを起こしてしまった時は、 先生方が本人と話して頂き連携もすぐに取って頂き、家庭でも対応できました。
先生方の理解があるので、連携をとる事でとにかく安心感があります。 ラシーナで友達との人間関係を積む事で、相手の気持ちが少しずつ理解できるようになってきています。
学校へもまったく行かなかったのに、学校へ登校のきっかけができたとき、通う事ができました。

ラシーナでのお友達や、先生方大人とも過ごす事で、不安が減ってきて、人と接することに少しずつ慣れてきていると感じます。

クッキングで作ったものが美味しかった!
次作るのも楽しみ!
今度のお出かけは、どこにしょう!
など、楽しみが外に出る、人と過ごす、大事か時間を過ごせております。

子どもが安心して楽しく過ごせて、 いろんな経験も出来るラシーナの存在がありがたいです。

引きこもりから脱出することができました。

今後ともよろしくお願いいたします。

フリースクールと繋がれた事での変化

体験でもほぼ行けなくて、本利用しはじめた時も行ったり、行けなかったりしてたけど、利用する友達が増えてきて、行ける日が増えてきました。
一歩も家から出れなかったのに、出れるようになって、明るくなって、よくしゃべるようになりました。フリースクールでの様子を話してくれるようにもなりました。
苦手な友達との関わりがまだ難しいけど、接し方を学習する機会になっていると感じます。
悩みなどを相談出来る先生ができて、解決方法を模索できるようになりました。
家では学習しないけど、ラシーナで学習ができるようになりました。

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フリースクールを必要としている保護者さんへ

1人で悩まず、誰かを頼ってください。
泉北ベースにもいろんな悩みやいろんな経験をして学校に行けない子供がいます。
泉北ベースには、相談出来るスタッフがいます。
まずは、泉北ベース、デンデンカフェに遊びに来てください。

ラシーナでしか学べないことがあります。
お出かけするのに、行きたい場所や行き帰りの工程を調べたりなど、生徒主体で考える力を養えます。

調理実習やクリスマス会などのイベントで食について学習できます。デンデンカフェの店長さんや先生に教えてもいながら、料理の仕方や食べることの大切さを学べます。

AAA、合宿など、城山台の友達以外と接する機会があり、友達が増えて、楽しくすごせます。

難しいとは思いますが、学校に行かせたい、行って欲しいと思って、子供に学校に行って!何故行かないの?など子供に言うと逆効果。私も、学校に行って欲しくてひきずってでも行かせたことがありますが、余計に行かなくなりました。
子供の声に耳を傾けてください。子供なりに行けない理由、悩みがあります。それを知ることも大切だと思います。引きこもってしまったら、難しいかもしれませんが…待つことも大切。
学校だけがすべてではない。
学校に行けなくても学べる場所、自分の居場所をみつけられる場所が、泉北ベースだと思います。
説明会に、体験に、気軽にお越しいただけたら。
お待ちしています。

不登校の現状

文部科学省の調査では2024年度の全国の小・中学生の不登校児の人数は346,482人。不登校児童生徒数は11年連続で増加し、過去最多を更新し続けています。
また、全国の不登校の子どものうち「4割の児童生徒が学校内外の期間等で専門的な相談・指導を受けられていない」と回答しています。つまり、1人もしくは家族と自宅で過ごしており、何の支援機関にも繋がることができていません。

大阪府でも2024年度の不登校児童生徒数は23,006人。そのうち、何の支援にも繋がれていない小中学生は49.5%、高校生は55.5%。大阪府の不登校児童生徒の2人に1人は何の支援にも繋がれておらず、全国平均よりも深刻な状況です。

子どもが不登校になることで、増える支出

子どもが家にいるため、本来学校にいる時間帯の食費や光熱水費など確実に支出は増加します。
フリースクールに通う場合、月会費は平均約3万3千円、入会金の平均は約5万3千円とされています(2015年、文科省による調査)。更に交通費も発生します。
そのため、「外と繋がる機会も作ってあげたいが、経済的に厳しく、フリースクールは選択肢にそもそもあがらない」といった声も。経済的な理由から、子ども達やその家族がフリースクール等を選択できない状況があります。

働き方に制限がかかり収入減、「不登校離職」も

子どもが不登校になった場合、特に低学年では、親が在宅で子どもを見守る必要があります。そのため、働き方に様々な制限が生じます。
不登校支援家庭の3割が収入が減少し、保護者の5人に1人が離職や休職しているという調査結果もあります。(2024年、NPOキーデザインによる調査)
不登校の子どもが増加する中、子どもの不登校を理由に離職や休職を選択する「不登校離職」は、雇用側の企業にも大きな影響を及ぼします。不登校は家庭だけの問題ではなく、社会全体の課題です。

私たちが目指す社会

応援メッセージ

宝楽陸寛 様
公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団・代表理事

不登校の子どもたちが『学びたい』「もう一つの選択肢としてのフリースクール」と願う気持ちを、経済的な壁で諦める環境でいいのか!?と感じています。
ラシーナさんが提供する多様な学びの選択肢や制度は、子ども達の未来を切り拓く希望の灯です。
月3万円の負担が重い家庭に寄り添い、13家庭の支援を目指す姿勢に心打たれました。不登校は孤立の問題ではなく、社会全体で支えるべき課題。私も微力ながら応援します!
 子ども達が自らの力で未来を描けるよう、皆さんのご支援が輪となって広がりますように。これからも地域に根ざした活動を続け、一人でも多くの笑顔を守ってください。応援しています!

木脇嶺 様
一般社団法人はらいふ・代表理事
大阪府フリースクール等ネットワーク・代表理事

ラシーナさんは、おしゃれでシュッとした雰囲気がありながらも、しっかりとした支援のマインドがあるところに、同じ不登校のこどもたちを支える仲間として、刺激をいただいています。
減額の仕組みがあることで、出会える子どもたちがいます。正直スタッフはより大変になりますが、でもやっぱりそうした子にこそ、居場所や自由な学びの場につながることの効果は大きいのではないかと感じています。
ラシーナさんとつながって、幸せなこども・若者時代が過ごせるようになる子が増えることを願っています。

川辺響子 様
きみの森~不登校の子ども達の居場所づくり~・代表

田重田さんは、不登校が社会課題として注目を集める前から活動を続けてこられています。
実は、不登校後の社会課題が沢山存在しています。不登校による経済格差も、その一つです。不登校の子ども達に影響を与える大きな課題です。当事者の一人としても、その深刻さを痛感しています。今回のクラウドファンディングは、田重田さんが新たな挑戦を通じて、この問題に光を当てる貴重な機会です。私自身も、居場所活動を低価格で提供していますが、持続可能な運営には支援が不可欠です。ラシーナさんの力強い取り組みに、多くの方が共感し、支援の輪が広がることを応援しています。

ご支援へのお礼とご報告

「寄付金控除」を受けられます

このプロジェクトにご参加いただくと、「寄付金控除」を受けることができます。寄附金控除とは、個人が公益性の高い団体に寄付をした際に控除を受けられる制度です。所得税や住民税などに対して所得控除あるいは税額控除が認められます。
税制優遇について詳しくはこちらをご参照ください。

ご支援へのリターン

※本プロジェクトは、公益財団法人 泉北のまちと暮らしを考える財団の寄付プラットフォームを活用するため、寄付金額から手数料10%が差し引かれた額がラシーナへの支援になります。

※本サイトの寄付申し込みフォームおよびラシーナに直接寄付をご持参の際に記入いただいた個人情報は、公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団および特定非営利活動法人志塾フリースクールラシーナが適切に管理し、クラウドファンディングのリターンや領収書の送付、キャンペーン実施後の団体からの活動報告やその他ご案内の送付等に使用いたします。各種ご案内等の送付を希望されない方は、それぞれの団体にお申し出ください。