前回の記事では2022年12月に福祉ワーカーズほーぷの代表理事、中島紀子(なかしま・のりこ)さんに福祉ワーカーズホープの成り立ちや、福祉コミュニティモール構想について話を聞きました。
今回はその福祉コミュニティモールの工事が着工し、形が整いつつある現状に迫ります。
20年間活動してきた堺市南区竹城台が舞台
前回の取材では住宅街の元々モデルルームがあった場所に建つ予定だと聞きましたが、実際に現場に訪れると骨組みが完成している様子です。
主な用途は1階部分がコミュニティカフェ、2階部分がレンタルスペースとなり、デイサービスだけとか、その地域交流の広場だけではなく、中にコミュニティカフェがあり、子どもさんも入れる場所があり、相談できる場所や介護の事業の事務所があるような2階建ての場所をイメージされています。
中島さん「1階にキッチンがあるのは必須です。地域の人が歩いて来れる場所を想定してます。地域の団体にも借りてもらいたいです。住宅街の元々モデルルームがあった場所に建つ予定です。来年の9月頃にはオープンしたいです。
事業の柱は今までやってきた訪問事業、ヘルパー派遣、新しい事業はコミュニティカフェです。ワンデーシェフ方式といって、例えば週一回、月一回はここで料理を出します、という人を募って借りてもらうようなイメージがあります。内部に何人かお料理が上手な人がいるので、その人たちに声をかけているところです。」
実は泉北ニュータウン内の空き家は
・築40年以上の物件が多い
・そのため耐震基準を満たしていないこと
・周辺に店舗がない静かな住宅地であること
などから、新たな施設の参入への警戒心が強い地域柄があり、これまでの活動実績がある馴染みの場所が好ましいと思ったこと、継続していける事業性を担保することと、人の繋がりの輪が自然と広がるように、複数の活動が同時に行える広さがある方がいいと考えたことが背景にあるそうです。
いま、想定している個々のプログラムはどんなものを準備されているのでしょうか。
中島さん「手作りのランチ、デザート、ドリンクの提供、テイクアウト、お弁当、惣菜の販売、宅配、地域活動者へのレンタルスペース(月極、時間貸し)、野菜、雑貨、パンなどの委託販売、介護、生活の相談窓口、バザー、マルシェ、ギャラリーなどを考えています。」
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